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配信前の確認

OBSの音声テストと配信前チェックリスト:録画で確かめる5項目

OBSの音声テストを短い録画で行う手順と、配信前のチェックリスト。録画に音が入らないときの確認先、声とBGMの音量、二重音声、ノイズ、音ズレを順に確かめます。

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OBSの音声メーターが動いていても、録画に必要な音が全部入っているとは限りません。配信前は普段の画面と音声設定で短く録画し、止めてから聞き返すところまでを一組にします。

毎回すべての設定をやり直す必要はありません。まず声とBGMが入り、いつもの音で届くかを確かめます。マイク、シーン、エフェクト、配信先の設定を変えた日は、変更した部分を少し長めに試してください。

本番と同じ音が録画へ出るようにする

いつも使うマイク、再生アプリ、音声フィルターを有効にします。配信は開始せず、OBSの「録画開始」でローカルに記録します。録画先を確認し、「録画終了」のあとでそのファイルを再生してください。

録画に音が足りない場合は「オーディオの詳細プロパティ」と「設定」→「出力」の音声トラックを確認します。配信に出す声とBGMが、一緒に聞ける録画トラックへ含まれていることが大切です。トラックの番号を同じにするか、それぞれへ同じ音源を割り当てます。

複数トラックに分けて録画している場合、一般的な動画プレイヤーでは一度に一つの音声トラックだけを再生します。「声と伴奏を別々に記録できたこと」と「混ぜた配信音を確認できたこと」は分けてください。OBS公式の複数トラック録画ガイドに設定の考え方があります。

配信の音を確認するための、録画トラックの例
マイク + BGM配信で一緒に聞かせる音を選ぶ
同じ録画トラックへ割り当てる例:トラック1に、マイクとBGMの両方を含める
録画を止めて再生するそのトラックを聞き、声とBGMのバランスを確かめる

編集用に音を分ける場合も、配信音をまとめて聞けるトラックを用意すると確認しやすくなります。

短いテストを、この順番で録る

次の流れを一度通すと、静かな状態だけでなく実際の操作中の音まで残せます。時間は決まりではなく、問題の出やすい部分を含めるための目安です。

短い録画に、本番の動きを入れる
  1. 1. 無言空調・ファンを普段の状態に
  2. 2. 声普段・小声・大声語尾と話し始め
  3. 3. 声と音楽静かな部分と強いフレーズ
  4. 4. 操作キー・マウスシーン・通知
  5. 5. トーク音楽を止める声量と効果を確認

録画を聞く間はOBSのマイクを必要に応じてミュートし、再生しているテスト音を別の録画へ重ねないようにします。自分のモニター音と録画の再生音が同時に聞こえる状態も避けます。

聞き返すときの五つの確認

録画を聞き返す、五つのチェック
  1. 必要な音が入っている
  2. 声とBGMの音量が合う
  3. 同じ音が二重に入らない
  4. 小さな声や語尾が欠けない
  5. 歌声・伴奏・映像のタイミングが合う

1. 必要な音が、必要な場面で入っているか

声、BGM、伴奏、通話相手、通知音を一つずつ聞きます。音が入らないときは、次の二つを分けます。

  • メーターも動かない: 選んだ入力デバイス、音源の再生、機材側のミュートを確認します。まずOBSに目的の音が届いているかを調べます。
  • メーターは動くが録画に音がない: OBS側のミュート、録画トラックへの割り当て、プレイヤーが再生しているトラックを確認します。「音声モニタリング」が「モニターのみ(出力はミュート)」なら、自分に聞こえても配信・録画の出力には入りません。

2. 声が埋もれず、大きな音で割れていないか

普通に話す声だけでなく、笑ったときや強く歌うところを聞きます。声が小さく感じる場合は、他の音を下げる方法も試します。入力時点で割れている場合は、OBSの音量を下げるだけで済ませず、マイクやインターフェースのゲインを確認します。

歌枠のバランスは声と伴奏の音量を録画で確認する方法、入力側の見直しはマイクの置き方と音声設定へ。

3. 同じ音が二重に入っていないか

声に短い反響が重なる、BGMだけ不自然に大きい場合は、同じ音が二つの経路から入っていないか確認します。一方をミュートした録画で、その音が残るかを調べます。

よく確認したいのは、同じマイクのグローバル設定とソース追加、デスクトップ音声とアプリ単位の取り込み、ループバックと直接入力の重複です。二重に聞こえる原因が必ずリバーブとは限りません。

取り込み方を二つ使うと、同じ音が重なることがある
同じ伴奏
デスクトップ音声

PCの出力音として入る

アプリケーション音声キャプチャ

再生アプリの音としても入る

OBSへ同じ音が二つ届く

二重取り込みの例です。一方をミュートした録画で、その音がまだ残るか確かめます。

4. ノイズだけでなく、小さな声と語尾も残っているか

無音部分が静かでも、話した瞬間だけノイズが増えたり、言葉の終わりが切れたりすることがあります。小さな声と間のあとの話し始めを確認します。

声が変わる場合はノイズ抑制で声がこもる・途切れるときの確認へ。連続した空調音が気になる場合はエアコンやPCファンの音の対策へ進めます。

5. 歌声・伴奏・映像のタイミングが合っているか

歌枠では声と伴奏を聞き、カメラやアバターがある場合は見た目との関係も確認します。手をたたいた映像は声と映像の同期の参考にはなりますが、それだけでマイクと伴奏の経路が合ったとは判断しません。

声と伴奏が一定の幅でズレる場合は歌枠の音ズレの確認と調整へ。途中からズレる場合は、開始時と終了時の両方を残して確認します。

ローカル録画が良くても、配信先で一度確認する

録画チェックはOBSへ入る音と出力を調べるのに役立ちますが、配信先での受信や再生まで確認するものではありません。初回や構成を大きく変えたときは、配信サービスの限定公開など利用できるテスト方法も使います。

別の端末で配信を再生するときは、その音が配信用マイクへ戻らないようイヤホンで聞きます。ローカル録画は正常なのに配信だけ途切れるなら、配信の状態や配信先の警告を確認してください。YouTube公式のトラブルシューティングも、ローカル記録と配信側の問題を分けて調べる参考になります。

確認した設定と短い録画を一組で残す

問題がなかった録画に、使ったマイク、シーン、フィルターの設定を添えて残します。次に音が変わったとき、記憶だけで戻すより比較しやすくなります。

配信前の確認では「音が入る・音量が合う・二重でない・声が欠けない・タイミングが合う」の五つを見れば、次にどこを調べるかが明確になります。うまくいかなかった項目だけを詳しい記事へつなぎ、一度に全部の設定を動かさず直していきます。

参考資料